星英雄:形式・手続きこそ自由の母、手続き・形式抜きの実質論こそ専制政治の父親だ

 臨時国会がはじまった29日午後、安倍晋三首相は衆参両院で所信表明演説をしたが、集団的自衛権行使容認の閣議決定に触れることはなかった。夕刻、大森政輔元内閣法制局長官や長谷部恭男早稲田大学教授らでつくる「国民安保法制懇」は、「集団的自衛権行使を容認する閣議決定の撤回を求める」意見書を政府に提出した。 続きを読む

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星英雄:危険と不平等の米軍基地を誰が望むか

 沖縄では、辺野古新基地建設阻止に向けて、名護市民、沖縄県民の反対運動が広がっている。20日には、名護市辺野古の県民集会に約5500人が参加し、政府に強く抗議した。新基地建設で、今以上に米軍機に脅かされる日々を過ごすのは、ごめんだ。 続きを読む

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神田健策:秘密保護法と「宮澤・レーン事件」

昨年12月6日、特定秘密保護法が短期間で成立した。しかし、同法に対する懸念は強く法案審議の終盤には大きな反対運動のうねりがまきおこった。同法成立後、100を超える地方議会において廃棄を求める意見書が可決されている。廃棄に向けての運動はこれからだ。 続きを読む

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神田健策:地域自治研の強化と発展をめざす

私は、この3月に国立大学法人を定年退職した。団塊世代なので、この数年、友人からの退職通知を受けとることが多くなっていたが、私もその中の一人となった。65歳とはいえいまのところ元気なので、4月以降、いろんな組織の代表を引き継ぐことになった。津軽九条の会、県自治体問題研究所、農業・農協問題研究所東北支部などなど、数えると10本の指を超えている。 続きを読む

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大泉英次:『21世紀の資本論』とアベノミクス

 フランス人経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本論』(英語版は2014年刊)がいまアメリカやイギリスの経済論壇・ジャーナリズムを席巻しているという。わが国の週刊東洋経済や週刊エコノミストもこのピケティ著書をめぐる特集を組んだ。 続きを読む

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沖縄発:埋め立て承認の撤回は法的にも可能 オール沖縄で知事選に圧勝しよう

 8日、東京・文京区で「沖縄との連帯の夕べ」(全国革新懇・東京革新懇主催)があった。11月16日投開票の沖縄県知事選で、翁長雄志・那覇市長を知事に当選させて、名護市辺野古の新基地建設を阻止しようと訴えた2人の沖縄人の話を紹介したい。(文責・星英雄) 続きを読む

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星英雄:シュワブ演習場から民家に機関銃の弾が撃ち込まれた

 事件は、沖縄が本土に復帰した後の1978年12月29日、日本国憲法の下の名護市で起きた。それは、米軍の「機銃乱射事件」としていまに語り継がれている。米軍基地と米軍の存在が、どれほど市民を恐怖に陥れるか、市民の命と生活を脅かすか・・・ 続きを読む

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