さあ、参院選だ。野党は32の1人区で野党統一候補を擁立して安倍・憲法改悪勢力と対決する。安倍首相がもくろむ自・公と改憲同調勢力の参院3分の2議席確保を阻止し、安保関連法(戦争法)廃止へのステップとしたい。野党共闘を推進し、野党を支えてきた市民たちが、「明日を決めるのは私たち – 政治を変えよう6.5全国総がかり大行動」を展開した。6月5日、東京・国会周辺には4万人(主催者発表)が参加し、沖縄、福島との連帯も強調された。全国津々浦々で集会やデモが行われた。
国会周辺は、国会正門前、農林水産省前、日比谷公園前の3つの会場が設けられた。国会正門前では、市民連合の山口二郎・法政大学教授が「今度の選挙の争点は憲法です。与党の3分の2議席を阻止し、過半数割れに追い込み、安倍政権を退陣させたい。32の1人区すべてで野党統一候補を擁立できたのは、皆さん(市民)の力がもたらした奇跡です」とあいさつした。
野党の代表は、「戦争できる法律いらない」「9条守ろう」のコールに包まれて野党共闘による参院選の勝利を誓った。
さまざまな立場の人たちがスピーチした。
音楽評論家の湯川れい子さんは、自身が80歳になったこと、この50年間ずっと原発に反対してきたことなどを話し、「(参議院の)3分の2をとりましょう。18歳以上の人を、1人で3人は口説いてください。10万人が3人を口説けば勝てるかもしれません。勝たなきゃいけません」と呼びかけた。
ジャーナリストの高野孟さんは「あの9・11以来、(市民運動の)エネルギーは参院選につながっている。安保も原発もTPPも辺野古も介護・福祉も全部命がかかっている。安倍政治の流れを断ち切ろう」と話した。
SEALDsの奥田愛基さんは「経済(アベノミクス)でもよくないという結果がでてるじゃないですか。なめないでほしい。安倍さん、(われわれには)まだ弾は残っとるがよう。ひっくり返しましょう」。
「安保関連法に反対するママの会@日野」の星野さなえさんは「戦争で命を奪われるのは誰ですか。子どもたちです。日本がいま向かっているのはそういう道です。戦争しない国だからこそできることを探しましょう」と話した。
◇東京・国会周辺
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◇兵庫