はじめて野党共闘で戦う参院選がはじまった。自公など改憲勢力に3分の2議席を許さないため、憲法問題やアベノミクスの是非などが争点だ。沖縄・那覇市の新都心で、オール沖縄候補の伊波洋一氏の第一声をきいた。
沖縄では、争点がより先鋭だ。伊波氏は辺野古新基地建設反対を力強く訴えた。「新基地は耐用年数200年、沖縄は未来永劫、基地の島であれ、というのが安倍政権。この選挙ではね返していこう」
沖縄は戦後、島ぐるみ土地闘争、復帰運動、そしていま3番目の島ぐるみ闘争のまっただ中だ。
第一声の舞台、那覇新都心はかつて米軍基地。いま商業地域としてにぎわいを見せる。「このことが発展のあかしだ」と伊波氏は強調した。
新基地建設反対は、憲法改悪反対でもある。「全国の統一候補のトップランナーとして憲法改悪ノーをしっかり打ち出していきたい」と伊波・オール沖縄候補は訴えた。
翁長沖縄県知事が伊波氏の応援に立った。基地、経済、県民生活など争点はたくさんあるが「今度の選挙の一番の争点は、今度の選挙に勝つことだ」伊波氏の必勝に全力をつくす決意を語った。