【連帯・社会像】

藤原一也:「連帯・共同21」と「生協だれでも9条ネットワーク」

2016年12月17日に「生協だれでも9条ネットワーク」の2回目の「つどい」が20名の参加で開催された。その場でメンバーのHさんが報告した内容に私はとても共鳴できた。

Hさんは埼玉県で2014年から「憲法カフェ」の活動をしている。「あすわか」(あすの自由を守る若手弁護士の会)のフェイスブックでこの活動に興味を持ち、憲法カフェに参加した。それだけにとどめず、自ら行動して、地元で子供たちの保育園時代のママ友と呼びかけ合って、憲法カフェを企画・主催している。2016年には4回開催してきた。その中身も「日本国憲法が出来た頃の話」、「絵本で憲法」、「憲法と教育」、「沖縄の基地と憲法」と興味深い。

Hさんは2016年1月28日の連帯・共同21シンポジウム「戦争法廃止 辺野古新基地建設阻止の 国民的共同を」に参加した。その際に報告者の1人だった「あすわか」共同代表の黒澤いつきさんの『知識という武器を持って、自分の頭で考える主権者になろう』と呼びかけた『憲法カフェ』活動に共感した。

Hさんはその後も「あすわか」の弁護士に相談を持ちかけ、現在の地域活動につなげたことを生協だれでも9条ネットワークの2回目の「つどい」で報告した。img_4526

私は元の職場「生協」の仲間とともに、2014年に「生協だれでも9条ネットワーク」を立ち上げ、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会などの呼びかけに応えて集会・学習会・デモなどに積極的に参加している。

2015年9月19日の「安保法制」国会強行採決の後も、10月10日にこのネットワークメンバーによる1回目の「つどい」の機会を持ち、引き続き安保法制の廃止を目指し、行動することを確認しあった。その後も国会周辺はじめ、首都圏での集会などに数多く足を運び、2016年12月17日の2回目の「つどい」までの14か月間にネットワークの仲間は36回で延べ430人が行動に参加した。

私は2回目の「つどい」でHさんの憲法カフェの取り組みを聴き、「連帯・共同21」シンポジウムが地域の憲法カフェの活動に共鳴していたことを知り、とても嬉しかった。

アフリカの南スーダンにPKOで自衛隊を派遣し、駆けつけ警護の新任務を付与するなど、戦争できる国づくりを急ぐ安倍政権を絶対に許さないとの思いは地域にじわりと広がっている。気づいた人々がそれぞれの得手分野で出来るだけの実践を行っている。それらの取り組みをすくい取り、連帯・共同21ブログやシンポジウムで発信することが何らかの形で地域の活動に共鳴していると確信できた。

藤原一也:「連帯・共同21」と「生協だれでも9条ネットワーク」” への1件のコメント

  1. Hさんの 地に足のついた たゆまぬ活動に拍手を贈ります。あすわか黒澤さんの言葉を実践して知識を武器にさらにネットワークを活かして国会行動に参加できない人にも身近なところで憲法の大切さと安保法制の実態を知らせるという大事な役割を果たしていると思います。またこうしてHさんの活動を藤原さんが紹介してくださる事もとても大事な活動だと思います。情報を得て活動を進める勇気をもらえるという事でその発信力の旺盛なことに感心します。来年はコツコツと積み上げジワジワと広がる市民の力を尚いっそう大きなうねりにして安倍政権を終焉させましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)