「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員」が3月19日、「自衛隊は南スーダンから即時撤退、共謀罪反対」の国会前行動を展開した。安倍政権に抗議する人々の隊列は衆参両院の議員会館前から、衆議院第1議員会館と第2議員会館の間の路上、さらには国会図書館前まで、埋め尽くした。「駆けつけ警護は憲法違反」「南スーダン即時撤退」「森友疑惑、徹底究明」「辺野古新基地建設反対」などをコールし、主催者発表で4800人が安倍政権に抗議の声をあげた。
4野党の議員や各団体の代表らがスピーチした。共謀罪について海渡雄一弁護士が訴えた。「まだ犯罪が起きていないのに、人が何か話し合っているだけで警察が捜査権限を発動できる、ここが危険性の根源だ」
教育勅語の問題について日弁連の山岸良太弁護士は「憲法違反。だからこそ戦後国会で、排除することが決議された。立憲主義、国民主権を否定するものだ」。
沖縄1坪反戦地主会関東ブロックの女性が「昨日午後8時、山城博治沖縄平和運動センター議長が保釈された。5か月間以上、不当に勾留されていたが、やっと私たちのもとに戻ってきた」と報告し、歓声と拍手に包まれた。
福山真劫・総がかり行動実行委員会共同代表は、「(山城博治氏ではなく)アメリカのポチに成り下がって基地建設を強行する安倍政権こそ裁かれるべきだ」「韓国の朴槿恵大統領を退陣に追い込んだのは市民・民衆の力だ。私たちが連帯し、全国各地で闘えば安倍政権に負けない。平和、民主主義、脱原発、未来のために頑張ろう」と訴えた。