7月22日、東京千代田区で「小田実没後10年シンポジウム」が行われました。小田実の命日7月30日に合わせて毎年行われています。今回の主旨は、「憲法発布70年目の世直しー平和憲法が死に瀕している今、小田実が遺したものをどう受けとめるか」。
今回はドイツからオイゲン・アイヒルホン(日独平和フォーラム独代表)、韓国から金鐘哲(キム ジョンチル「緑色評論」発行人。編集長)を招きそれぞれ、小田実との交流を含めて報告がありました。金氏からは「日本の民主主義は脆弱」「日本は市民の抵抗で政権を変えたことはない」と厳しい指摘があり、韓国の今回の「ロウソク革命」について。最大200万人が結集したデモを含め一貫してコールされたのは「大韓民国は民主共和国」の一言だった、という事です。韓国から参加した青年の感想、「頭に白い花が咲いている方ばかりで驚きました」と。「年寄り」ばっかりで若者がいないことに驚いていました。あらゆる行動、集会を含め、現在の日本の状況を表している感想でした。