【連帯・社会像】

新井英明:環境破壊と都知事選

卒原発の嘉田由紀子滋賀県知事の「琵琶湖宣言」の中にある「重い責任を感じることなく、経済性だけで原子力政策を推進することは、国家としての品格を失い、地球倫理上も許されない(参照「天声人語」‘121130)」は、その文中の「原子力政策」を「都市再開発政策」と入れ替えることで、そのまま二子玉川再開発への批判となります。

この事業には、700億の税金が遣われる一方、世田谷区民の福祉が削られる行政改革が企画されています。すでに1期事業は完成、超高層建築群によるビル風で、お年寄りが重傷を負うなど、事業による環境破壊が現実になっています。私たちは2期事業を認可した石原都知事を相手に、裁判で、この事業の見直しを求めてきました。

本来、公共の福祉のために、効率的に遣われなくてはならないはずの補助金が、大規模商業開発のためには、まるで掴み金のように、鷹揚に流し込まれる都市再開発の仕組み。それを産み出した都市再開発神話の陰で、結果として当然予想されるはずの、周囲の住民の福祉、さらに中小の商店経営の苦境は無視される!。全ての神話は、原発の安全神話は勿論のこと、根本から革められなくてはなりません。

そのためにも、今回の都知事選挙は絶好のチャンスと捉え、宇都宮候補勝利のために訴えを拡げていきます。(二子玉川環境を守る会会長)

 

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