【連帯・社会像】

連帯・共同21:憲法9条改悪阻止に、あなたの力が必要だ 11・3国会包囲大行動

 憲法9条改悪を許さないためには、国民1人1人との対話をすることが大事だ──東京・国会前行動のそんな呼びかけを4万人(主催者発表)の参加者が共有することができたと思う。11月3日、日本国憲法が公布されたこの日、全国各地で安倍9条改憲阻止のさまざまな行動が展開された。東京では「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」と「総がかり行動実行委員会」の主催で、安倍9条改憲NO!全国市民アクション11.3国会包囲大行動が繰り広げられた。『安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名』に取り組むことが強調された。

<撮影・岡本敏則>

<撮影・藤田観龍>

<撮影・岡本敏則>

 国会包囲大行動は、文字通り国会をぐるりと包囲した。メーンステージの国会正門前のエリアでは、多くの人がスピーチした。その中からいくつか紹介。

高田健全国市民アクション運営委員ー(改憲の)国民投票で勝てる保証があるわでははない。改憲発議を阻止する闘いを全力でやり、国民投票のワナを打ち砕いていく闘いが必要だ。朝鮮半島で戦争を起こさせない決意で今日の行動をともにしよう。

枝野幸男立憲民主党代表ー立憲主義の危機、日本国憲法の危機を感じている国民は必ずしも多くない。私たちもみなさんも内側でなく外側を向いて、いま気づいていない人たちに気づいてもらい、より幅広く大きな輪を広げる闘いをここからスタートさせていこう。

<撮影・藤田観龍>

 

川崎哲ICAN〈アイキャン〉国際運営委員ー北朝鮮に核を放棄させるには、日本が核兵器禁止条約に署名、批准して、北朝鮮にも核兵器禁止条約に署名、批准を迫るさせることだ。それに反対しておいて9条を変えることは、将来日本が戦争していくことを世界中に示すことだ。

<撮影・藤田観龍>

 

韓国キャンドル革命の立役者の1人、金 泳鎬 (キム・ヨンホ) 元・韓国産業資源部長官ー憲法9条の問題は、日本だけの問題ではなくて、世界歴史の問題だ。戦後の国際関係を安定させる9条はアジアの宝だ。世界の平和体制の柱だ。日本は世界の平和を愛する人々のセンターになってほしい。

<撮影・藤田観龍>

 

志位和夫共産党委員長ー9条改悪の国会発議を絶対に許さない。国会の中だけ見ると改憲派は多数だが、国民の中で安倍9条改定は絶対にだめだと揺るぎない多数派を作れば、安倍首相も国会発議をできなくなる。そういう状況に追い込もう。

<撮影・藤田観龍>

 

福島みずほ社民党副党首ー安倍首相は来年の通常国会で憲法改定の発議をしようとしている。発議をしたら、かならず国民投票で安倍首相が敗れる状況をつくっていこう。主権者である私たちが阻んでいこう。あなたの力が必要なんです。一緒に力を合わせていこう。

<撮影・藤田観龍>

 

浜田邦夫弁護士・元最高裁判事─総選挙の結果は、安倍ファーストの憲法改定案を国民が認めたわけではない。(米朝間で)戦争がはじまれば被害を受けるのは米国ではなく日本だ。米国による安全保障とか、国内での安全・安心な暮らしとか、立派な着物を着ていますよという仕立屋の「テーラー安倍」にごまかされているのではないか。


暉峻淑子埼玉大学名誉教授ー武力で、力で、多数でことを片付ける世界なったらどうなるか。一言でいえばすべての自由がなくなる社会になる。この憲法を受け取った時、無念の中に死んでいった少年や遺族たちに報いるのは憲法を守り抜くことだと、誓った。対話できない、戦争をあおるような首相をいただいているが、私たちは3000万署名の時に1人1人と対話しあうことが大事だと思う。

<撮影・藤田観龍>

<撮影・岡本敏則>

<撮影・岡本敏則>

<撮影・藤田観龍>

 

<撮影・岡本敏則>

<撮影・岡本敏則>

<撮影・岡本敏則>

<撮影・岡本敏則>

<撮影・星英雄>

<撮影・星英雄>

<撮影・岡本敏則>

 この日は毎月3日恒例の「アベ政治を許さない」のスタンディングも国会正門前で行われた。澤地久枝さんら女性たちが元気にスタンディングした。

<アベ政治を許さない!と拳を上げるー落合恵子(左)松元ヒロ(中)澤地久枝(右)の各氏ら=
撮影・藤田観龍>

<撮影・藤田観龍>

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