4年前の選挙でも「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」と公約する名護市長候補の「稲嶺ススムさんを応援する本土の会」を作り、カンパを届けてきました。今回は早めにと11月から呼びかけ人とカンパを集め始めました。
大晦日、稲嶺ススム名護市長候補を応援に行く本土のオルグ達に即席で沖縄戦を知ってもらうために、語部・与那覇百子さんの「ひめゆりたちの沖縄戦」のパンフ100冊を新基地建設反対名護共同センターに送り届けました。
そして、元旦、知人友人にネットで「渾身の力で、稲嶺ススム名護市長候補を応援しよう!」と呼びかけた時点で、既に10万円を超えるカンパを集め、更に82才の自称青年の枯れ木も何がしかお手伝いしたいと、20日から27日まで訪沖を予定し日本航空のウルトラ先得切符を購入していました。
ところが、1月16日、晴れの日を狙って庭木の手入れをしたのに、体を冷やしたことがたたって腰痛をぶり返し、起床時に立ち上がる際、激痛が走るようになりました。座って居れば痛みは無いので、稲嶺ススムさん必勝のために、はってでもカンパを届け、少しでも役立ちたいと1月20日、無理を承知で杖を頼りに出発しました。これには、「戦争はイヤ! 黙っちゃあいられない川越市民の会」が集めたカンパも背負っていきました。
那覇のカプセルで1泊し、何とか起きられたので高速バスで名護バスターミナルまで行き、近くの新基地建設反対名護共同センターまで歩き、与那覇百子さんのパンフの受取を頂きました。パンフは本土からのオルグの各宿で回し読みにしてもらっているとのことでした。そこで、体調を伝えながら選挙支援の仕方を相談したところ、選挙期間中は辺野古の座込みが手薄になるとのことで、枯れ木の賑わいにと加わることにしました。
共同センター所員の車で送ってもらい、稲嶺ススム選挙事務所で年老いた後援会長に、カンパを集めた経緯を話ながら私の扱い分82,000円と川越市民の会135,000円を手渡すと、私の手を取って非常に喜んで下さいました (現在私の扱い分は、合計302,939円に達しました) 。
そこから、やはり共同センター所員の車で、宿にした辺野古の稲葉さん宅へ送ってもらいました。途中、ガジュマルの木と名護城前の満開を過ぎた赤ぽい桜を車窓から見せて頂きました。稲葉さんは、私の訪沖目的と体調を聞き、部屋は一階にして下さいました。宿代は、朝食付き5泊で1万円と格安で、夕食は宿泊者の自炊で材料費カンパ250円とのことでした。夕食後、宿泊者等10人程で、各自の自己紹介と辺野古座り込みの参加目的、衆院選結果など懇談しました。
夜10時に寝て、翌22日朝6時に起き、皆は7時~8時に5分歩いてキャンプシュワブのゲート前で座り込み、9時、12時、3時のトラック軍団を迎え沖縄県警にゴボウ抜きで排除されます。
私は、この日が雨のため傘を差し、杖を頼りに他の人の3~4倍の時間をかけてゲートにたどり着き、簡易椅子に座って「海を壊すな!」「違法埋め立てはやめろ!」と叫び続けました。
トラック軍団が来ない間は、テントに戻り、参加者の自己紹介と参加の思いを語り合い、歌なども交えて交流します。この日は午後4~5時に韓国のチェジュ島(済州島)の牧師を中心とする団体から、ヘリ基地反対協へ非暴力平和運動を評価する表彰状と220万円の賞金が贈られるセレモニーに立ち会いました。
1月23日は晴れで、腰の痛みが少なく楽でした。初対面の参加者に私の写真を撮ってもらいました。夜は、稲嶺ススム総決起集会が21世紀の森屋内運動場で開かれ、宿泊者全員が参加しました。余りの人の多さに驚くと共に、杖つきの私は足がのろく、仲間とはぐれそうになりました。
稲嶺ススムさんが登壇すると指笛、拍手、太鼓の音で割れんばかりの熱気に包まれました。稲嶺ススムさんは次のように訴えました。
私の市政は、子供たちの未来を目標としてやってきました。子供たちの幸せは、全世代の幸せ、全人権に関わってきます。辺野古の海に基地は造らせない 。県と協力して1千万人の観光客を迎えていきたい。
相手候補は、辺野古のへの字も言わず、争点隠しをしています。行政は再編交付金が無くてもできるんです。わざわざあんな危ないもの(辺野古新基地)を持ってこなくて良いんじゃないか。私たちの「相手」は日本政府です。政府の言いなりになる人を絶対に許してはいけません。名護の市政は名護市民でつくって行きましょう。
この決起集会の参加者数は3850人でした。(日本科学者会議埼玉支部代表幹事)
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ただ今、終盤選挙中です。カンパできる方は下記まで送金して下さい。
送金方法
郵便振替記号・番号:00110―8―13347、
加入者名義人 杉浦公昭
通信欄に「名護市長選募金」と記し、住所、氏名を明記して下さい。何卒宜しく。敬具。
稲嶺さん応援、ご苦労様です。這ってでも…という気概がとても立派だと思いました。私も飛んで行きたいのですけど、まだ働かなくてはならない年齢なのが悔しい!
今の時代、高齢者の活躍が頼りです。お体大切に頑張ってください!
松浦公昭さまの意思の強さと行動力に敬服いたします。
私は85歳になる老人ですが、昨年は国会前のデモに何度も参加し悪法反対の意思を表明したのですが、自民一強の強引な政治に押し倒されてしまう現状、デモが何かとても虚しいものに感じられ諦めが先に立つようになっていましたが、松浦様の行動を知って、たとえどんな結果になろうと諦めては負けだとあらためて教えられたように思います。継続は力なり。
私も体調は決して満足ではありませんが、行動を伴った意思表示をできる限り続けたいと思います。
松浦公昭さま、お体を大切に頑張ってください。