【沖縄とともに】

星英雄:シュワブゲート前、市民が工事車両を止めた現場で〈2018沖縄レポート①〉

 座り込みの人々と機動隊の激しい攻防が続いた。沖縄・辺野古、米軍キャンプ・シュワブ前。4月23日朝9時から午後2時まで5時間、石材を積んだダンプカーなど工事車両が路上で立ち往生した。ゲート前には500人を超える市民が結集した。市民の輪の中には稲嶺進・前名護市長の姿も見えた。結果、この日は通常の3分の1しか工事車両は入ることができなかった。

 この日は、連続6日間500人集中行動の初日。大勢の人が坐りこめば、工事を止めることができると企画された。安倍政権は夏にも土砂を投入し、新基地建設を強行する構えだ。
 
 機動隊の横暴は許しがたい。いつにも増して暴力的で、人権を平気で踏みにじった。座り込みの市民の列から男女を問わずゴボウ抜き。基地に張り巡らされた金網と機動隊車両の狭い歩道に運びこみ、機動隊員が封鎖する。トイレに行きたい、持病があるので・・といった訴えにも耳を貸さず、長時間狭い空間に閉じ込めた。救急車で運ばれた人もいた。

 
終盤、座り込みの輪の中から離れようとする人たちも、機動隊員が封じ込めた。人権侵害だとの抗議や、理由・根拠はなんだとの問いにも沈黙。暴力的封鎖をつづけた。
 
 米軍基地内に入る工事車両に、市民は激しく抵抗した。工事車両を止めようとする市民と機動隊が激しくぶつかった。
 

 
 市民たちは「違法工事を止めろ」、「安倍政権は退陣しろ」とシュプレヒコールし、最後まで非暴力で抗い、闘った。
 
 「本土」の皆さん、沖縄は皆さんを待っています。
 

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