星英雄:写真2題 東京は今日も暑かった。遊歩道を抜けて、普通の道を歩き始めたところ、街路樹に鳥が巣をつくっている、と通行人が教えてくれた。たしかに、高さ2メートルほどのところに巣があり、ひなだけがいた。通行人は「ヒヨドリ」というが、親鳥の姿は見えなかった。「人間の手が届くところ、猫にみつかればひとたまりもないだろうに。なんて無防備な」と思いつつ、シャッターを押した。公園の池で、トンボが飛び交っていた。暑いにもかかわらず、どことなく、夏も終わりつつあるように感じた。 トップページへ戻る