【福島・沖縄からの通信】

名護市長選の勝利を祝う:誇りだ、心だ、これからも闘う④

宮里洋子(那覇市)

名護市長選圧勝で思う事

 名護の市長選から、2夜明けたが稲嶺氏の2期目の当選の喜びの余韻が今もまだ残っている。県知事の辺野古埋め立て承認で「やはり沖縄県民は金に転ぶ」との汚名で、とても悔しい思いがあっただけに開票までの一日がとても長く感じられた。対立候補の末松陣営ですら基地を評価しているのではないと思う。それが証拠に「お金は要らないから基地を造ってください」とは決して言わない。

 私の中では基地=環境破壊=殺人養成所でしかない。1人殺して殺人、100万人殺して英雄。どれをとっても基地に対するプラスイメージはない。第2次大戦では、住民虐殺・集団自決の体験者が生存しているだけに基地に対するイメージはマイナスでしかない。そのような住民に札束で承諾させようとは・・・・。石破氏のやり方は露骨で振興基金として500億という手土産をちらつかせた。仲井真県知事の埋め立て承認後の発言や金をちらつかせる石破氏の応援は末松陣営に逆風となったと思う。

 何時までも当選の喜びに浸ってばかりはいられない。国は何が何でも辺野古に基地を造るのだと言っている。私個人として何が出来るか自問自答しています。

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