「国民の目と耳と口をふさぐ憲法違反の法律です。廃止することができます。署名にご協力をお願いします」。旭川市の平和通買物公園で26日午前11時過ぎ、秘密保護法廃止の署名活動をする人々に遭遇した。
「知る権利、表現の自由を奪う 秘密保護法 ストップ」のプラカードを掲げ、特定秘密保護法を廃止するための署名をよびかける。廃止署名活動に参加した人たちが、マイクを握って街行く市民に語りかけた。
──知る権利は憲法に認められた民主主義の柱の1つ。(秘密保護法で)知りたいことが隠されて、憲法を排除して戦争できる国になってしまう。私は関係ないと思いがちだが、そうではない。
──秘密保護法は自由と民主主義に反する法律。これを制定したのは自由民主党、さかさまです。
──子どもたちが大人になったとき、平和に暮らせるように。今年1年、大事な年です。
──大変な法律なので、考えてみてほしい、仲間で話し合ったりして広めてほしい、行動を起こしてほしい。
特定秘密保護法は多くの国民の反対意見を無視して強行成立したそのときから、廃止を求める運動が全国に拡がった。旭川でも、秘密保護法に反対する市民の声が大きくなってきたようだ。
この日の旭川は、最高気温が-3・2度、最低気温が-5・3度。いつもより気温は高めだったが、雪が激しく降った。