私は「9条こわすな・戦争させない!!5.31オール埼玉総行動」に参加しました。晴天の蒸し暑い日となりましたが、会場のさいたま市北浦和公園には1万人を超える参加者が集まりました。散会後、参加者は三つのコースに別れてパレード(デモ行進)を行い、沿道の埼玉県民に「戦争反対、集団的自衛権の閣議決定撤回」などを呼びかけました。私たちのコースは北浦和公園からJR与野駅まででしたが、シュプレヒコールへの埼玉県民の反応ぶりに、これまでにない関心の高さを感じとりました。
5月26日から国会では安保法案(戦争法案)の審議が始まりました。安倍内閣が昨年7月1日に実施した「集団的自衛権の閣議決定」から与党内調整を経て、本年5月14日には「平和安全法制整備法案」とされる10の改正法案と新法「国際平和支援法案」が閣議決定され、これらをいよいよ国会審議の俎上に載せたのです。
私はこの歴史的な法案審議に関心を寄せていますが、国会での法案審議の進め方に疑問を感じています。一つは、すでに安倍首相が4月29日に米国連邦議会上下両院合同会議で演説を行い、『この夏』には関連法案の整備を終えたいと明言したことです。 我が国の国会論議が始まる前に、他国の議会で他国の国民の代表者に約束事を述べるのは日本の国会や国民を愚ろうすることになると思います。まさに「禁じ手」と思います。
二つ目は4月27日にニューヨークで外務・防衛閣僚会合(2+2)を開催し、自衛隊と米軍の役割分担を定めた『防衛協力のための指針(日米ガイドライン)』を再改定したことです。そこでは国際的な活動における協力として、海洋安全保障を掲げ、ホルムズ海峡を念頭に戦時の機雷掃海で自衛隊と米軍は協力しあうとしているのです。これまで『専守防衛』を貫いてきた日本国憲法の平和主義に風穴を開けることになります。こんなことが憲法をかえないまま、解釈改憲で行なわれようとしています。国民を騙そうとするのかと安倍内閣への不信感が高まります。
5.31オール埼玉総行動はこのような緊迫の状況下で開催されました。採択されたオール埼玉総行動アピールは「~『憲法違反の閣議決定撤回』『9条こわすな・戦争させない!』の国民の声は、いま大きく広がろうとしています。私たちは戦争立法に反対する全国的な運動に連帯し、『辺野古新基地ノー!』と不退転の覚悟で日米政府に対峙する『オール沖縄』のたたかいとも連帯して、国民的な運動の大きな広がりをつくりだしていくために、全力をあげて行きます。~」とし、『オール沖縄』のたたかいに連帯しようと呼びかけています。
全文同感です。私も昨日、特集:国民的共同をめざして】中村司(まもる):「『オール沖縄』から『オール日本』へ」のコメントを書き、連帯・共同21代表の星さんから投稿文にしたらとの提案を受け「戦争させない『オール日本』をめざして」の一文を投稿したところです。
貴方の文章を読んで、5.31オール埼玉総行動のような草の根の運動をする意義を深く認識しました。埼玉ではメーデーでも1万人を超えたことがないと言われているのに1万人を超え、参加者が自信と誇りをもち元気になり、みんな笑顔で輝いていました。
新聞も何時になく、東京、埼玉、朝日、毎日、赤旗が取り上げ県民、国民の意識の変化に役立ったと感じました。
『オール沖縄』の闘いと連帯して「戦争させない『オール日本』をめざして」共に頑張りましょう!