本日、7月13日午後1時30分から参議院議員会館で開かれた「鳥越俊太郎都知事を実現する勝手連」の集会に参加してきた。2時から日本記者クラブ主催の都知事選立候補予定者共同記者会見直前のあわただしい中、鳥越氏は数分間の短い、しかし、真情に満ちた挨拶をした。
鳥越俊太郎・都知事候補のスピーチ
一昨日、知事選に出る決意をして、昨日、記者会見をしました。小池百合子さんには究極の後出しじゃんけんだといわれましたが,後出しのどこ悪いいんだ、と。志はちゃんとある。
私はもちろん、舛添知事の都民の税金をいい加減に使っていたあの政治とカネの問題に怒りを覚えています。これはちゃんと正さないといけない。
汗水流した都民の税金が、あんなファーストクラス、スイートルームにいい加減に使われるなんて、怒りを覚えないわけはない。ぼくらは怒りをもっと表明しないといけない。
そうしないと、税金を使ってる連中は、納税者の痛みがわからない。そのことを知事選のなかで、強く訴えていきたい。私が知事になれば、納税者意識を高めて、みなさんの期待に応えていきたいと思っています。
決意したのはなぜ一昨日だったのか。
参院選の開票の結果をみていて、私たちが戦後70年、ずっと守ってきた平和という時代は、ここへきて戦後はじめて、衆議院と参議院で与党が3分の2を超える事態になり、憲法改正の下準備ができたことになる。もちろん、こういうことを許した私たち日本国民、有権者の全体が深く受け止めなきゃいけない問題だ。こういう事態になった時、やっぱり、声を上げる人間が必要だ。
たまたま参議院選挙の直後に都知事選がある。偶然だが、都知事選が、自民党・公明党の与党の憲法改正の政局と同じ流れで都知事選が行われれば、1国民としてたまらない。これでいいのかと自分の胸にずっと問いかけてきた。夜も眠れない状況だった。
最初、あまり出たくなかったが、やむにやまれず、お前が出なくて後悔しないのか。死ぬとき、ああ、あの時やっておけばよかったと思わないのか、というようなことをいろいろ考えて最終的に決断しました。
明日から選挙が始まりますが、2週間は短いようで長いようで短い。みなさん、1人が100票、1000票お願いします。
昨日の記者会見を受けて、日本全国からメールをもらいました。よくぞやったという賛同の声が多かったが、残念ながら私は都民じゃないの、だから東京都民の知人に電話するわ、という声もいっぱいもらいました。
皆さん、自分だけでなくパートナーに友人に、友人だけでなく知人にと、輪を広げていただいて、ぜひ、皆さんと共に新しい時代を迎えたいと思います。
(以上)
ちなみに、東京都は東京電力株の1・2%、4267万余株を所有する第4位の大株主だ。都知事がだれになるかは、きわめて重要だ。増田寛也氏は原発推進の立場で、今月8日まで東京電力の社外取締役を務めていたが、あわてて辞任した。
鳥越都知事候補は「住んでよし、働いてよし、環境によし」の東京をめざしている。同時に、時代を見据えて、平和のために立候補を決意した。前回都知事選と違って今回は、4野党統一候補だ。都民のための都政をめざす力、脱原発の力、平和な日本を求める力を結集すれば、勝利できる都知事選だ。
首都東京を代表する都知事の言動は、国政の課題でも全国に大きな影響を与える。都民の生活のために、日本の平和のために、鳥越俊太郎都知事の実現めざして頑張ろう。
ようやく本物の人間が首都の顔になる。人間として安倍晋三とは月とスッポンの違いがあり、危うい安倍戦争路線にNoを発信すれば、近隣諸国との外交的信頼も増すだろう。都の選挙民の良識が試されている。
鳥越さんは辺野古基金の共同代表でもあり、都知事となっても沖縄の闘いへの有力なサポーターになってくださることだろう。参院選の結果に暗い思いにうち沈んでいたが、突如、希望の光が見えてきた。