沖縄の基地のことなどについて、事実に反する煽動的なデマが語られたり、インターネット空間を飛び交ったりしています。安倍政権による辺野古新基地建設反対や全基地撤去を求める沖縄県民をつぶそうとする意図的なデマ宣伝が横行しています。小冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」は、そんなデマ宣伝の1つ1つに事実で反証し、真実を明らかにしています。
デマ宣伝といえば昨年、自民党国会議員の会合で作家の百田尚樹氏が「(米軍普天間基地は)もともと田んぼの中にあった。基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」と発言したこともその1例です。
この小冊子では例えば「何もないところに普天間基地が建設され、住民が後から周りに住み始めた。」という言説について検討し、
「現在普天間基地が占めている場所は、沖縄戦で破壊されるまで、8,800人の住民がいる農村部でした。・・・当たり前の生活が営まれる場所でした」と、事実で反証しています。
「基地」「海兵隊」「日米安保」「尖閣・南西諸島『防衛』」「中国」「沖縄経済・財政」「米兵・地位協定」「運動」の8項目を取り上げ、事実を明らかにしています。
この小冊子は沖縄の学者やジャーナリストら9人が執筆しています。その1人、佐藤学沖縄国際大学教授からいただいたものをpdfファイルにしました。ご覧ください。(星英雄)
小冊子を編集した「沖縄米軍基地問題プロジェクト」はこちら。
http://okidemaproject.blogspot.jp/2016/04/blog-post.html