7日、環太平洋連携協定(TPP)の成立を阻止しようと、参院議員会館前で抗議行動が行われ、約60人が参加しました。
TPPには全国で断固反対しているさまざまな個人、グループがありますが、佐賀県JA中央会もその1つです。
佐賀県の中心部、JR佐賀駅前にある佐賀県JA佐賀・佐賀県農業協同組合中央会(組合員8万人5千人)は、「TPP参加断固反対 日本の食と農を守ろう! 地域社会の崩壊を防ごう!」の縦2メートル横6メートルほどの大きな看板を掲げています。もう3年になります。
JAグループ佐賀では早くからTPP・環太平洋連携協定への日本政府の交渉参加表明に反対する運動を続け、自民党や首相官邸にも「日本の食と農業を守ろう」と上京しTPP反対のデモ行進で参加阻止を訴えています。2015年1月の佐賀県知事選ではTPP推進の自民党・公明党の候補が落選し、「県農政協議会」推薦の山口祥義氏が当選しました。
佐賀平野は温暖な天候に恵まれた、日本有数の米どころです。実りの秋には稲の穂が重くたれます。彼岸花に黒アゲハチョウが見えました。
田んぼを三連水車が潤しています。実りの秋、筑後川から取水する堀川用水には三連水車があります。水面より高い田んぼに水を汲み上げる揚水車です。1789年につくられました。水の動力のみで水田を潤す水車はここだけです。1日あたり水7892トンを揚水し13・5ヘクタールの水田を灌がいしています。毎年春から秋10月まで稼動。二連水車も二基あります。