岡本敏則:現代の「市民革命」でアベ政治のペテンにとどめを

 アベ政権は、憲法違反の南スーダン自衛隊派兵。民意無視の沖縄新基地建設。TPP、カジノ、年金カット法は審議無用の強行採決、メディア恫喝、ウソとペテンでごまかし、党利党略の解散を考えています。

 昨年の参院選長野選挙区(1人区)で勝利した杉尾秀哉議員(民進党。元TBSニュースキャスター)と中野晃一氏(市民連合。上智大教授)による、市民と立憲野党の共同で衆院選挙に勝利する道を探り、メディアの役割を考える集会が2月7日、東京で開催されました。主催はマスコミ9条の会・日本ジャーナリスト会議。DSCN3882

 杉尾氏―「TBS時代、BSで2時間の報道番組のキャスターをやっていた。安保法、憲法を取り上げたが、突然潰されたこともある。現在マスメディアは委縮し、自己規制に陥っている。現在もTVは、トランプ、小池、トランプ、小池とこの二つに集中し、共謀罪など報道しない。選挙では自民党からネガティブキャンペーンをやられた。落下傘候補と、そればっかり。安倍首相も3度自民党候補の応援に来たが、いうのはそれだけ。長野の衆院選挙区は5区あるのですが、その全てでトップでした。来る衆院選での展望が出来たと思います。ママの会はじめ市民連合の力で勝利した選挙でした」

 中野晃一氏―「小泉政権の後を受けたのがアベ第1次政権、民主党政権の崩壊を受けて安倍第2次政権が誕生した。いまやアベ政権は歯止めが利かない。ではどうすればいいのか。2014年12月「総がかり行動」が出来たのが大事。それに刺激を受けてできたのが「シールズ」その後「学者の会」「ママの会」が誕生し、「市民連合」の形が出来、参院選で主導的役割を果たし、11名の当選者を出すことが出来た。今後ですが、リベラル左派は成熟した態度で、さじを投げず、斬新的で多元的な議論を心がけないと今の状況を覆せません。個人の尊厳、立憲主義、平和という土俵を一緒に守る行動が必要だと思います」

 会場一杯の参加者で熱気あふれる集会でした。

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