【連帯・社会像】

星英雄:「共謀罪」の強行採決に怒りの抗議

 共謀罪がどんなものか、市民の抗議のプラカードや横断幕が鋭く突いている。「あなたのLINE メールが標的に」「黒ヤギさんから届いたメ~るも読まれちゃう」「話し合うことが罪になる」「LINEでつかまる共謀罪 安倍政権も監視社会もゴメンです」「『戦争する国』づくりと一体」「思想・信条の自由を守ろう!」。大型の抗議文もあった。「思っただけで罪になる 何もしなくて罪になる ラインやメールで罪になる 友達まきこみ罪になる・・・」

 「共謀罪」法案が自民、公明、維新の3党に衆院法務委員会で強行採決された19日、国会正門前で9000人を超える(主催者発表)市民が怒りの声をあげた。「強行採決断固糾弾」「思想の自由、抑圧するな」「言論封じの共謀罪はいらない」

 「共謀罪」法案は具体的な行為がないのに、話し合っただけで処罰するという、憲法が保障する思想の自由に反する憲法違反の法案。心の中にあることを処罰しない日本の刑事法制の大原則を否定するものだ。

 「野党ガンバレ」の声に、各党がこたえた。
 蓮舫・民進党代表「(森友・加計学園問題)権力の知り合いには甘い政治を、権力に歯向かう者は取り締まる共謀罪・安倍内閣と闘っていこう」
 小池晃・共産党書記局長「共謀罪は内心を処罰する違憲立法。お上にたてついたら一般人でなくなるというのが安倍政権のやり方だ」。
 福島みずほ・社民党副党首「安倍総理に憲法9条を破壊をさせてはならない。安倍総理と共謀罪を国民の力で葬り去ろう」

 政府権力を批判するものは許さない、そんな暗黒社会の到来を主権者として認めるわけにはいかない。

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