【連帯・社会像】

岡本敏則:「安倍9条加憲NO!」のシンポジウムに参加して

7月31日、東京星稜会館で「安倍9条加憲NO!」シンポジウムが開かれました。パネラーは武村正義元衆議院議員、辻元清美衆議院議員、長谷部恭男早大教授。コーディネーターは中野晃一上智大教授。なかなか内容豊富なシンポジウムでした。

簡単に各人の発言を紹介します。

武村―自民党時代は安倍晋太郎の派閥に属していた。安倍晋三の母方の祖父は岸信介、父方の祖父は安倍寛、昭和18年の総選挙で大政翼賛会ではなく、無所属で立候補し当選。大東亜戦争に反対していた。晋三は母方の岸信介のことしか言わない。

辻元―政治は動いている。5月3日安倍は9条に3項を付け加えた。アベの命取りになるのではないか。憲法審査会のメンバーが国民投票の件で欧州を訪問した。英国やイタリアでも政権の信任投票になるのでやらない方がいいと言われた。

長谷部―2014年7月1日の閣議決定で、憲法解釈が集団的自衛権行使も出来ると変更された。法律とは自分で判断するなという事。憲法は政府の行動を縛るもの。それが立憲主義。安倍首相が加憲を言い出したのは、森友・加計報道に対し、憲法を言い出せばメディアが取り上げるだろうと思ったのではないか。改憲案は真面目ではない。自衛隊を明記するのは簡単そうだなと判断したのだろう。憲法は政治社会の基本的原則である。

武村―安倍首相は選挙で勝ち続けているので強い自信を持っているのだろう。先日民進党の枝野氏と会食した。その時私は3つをやれと提案した。①原発再稼働はやらないと明言する、②9条は必ず堅持すると、③財源として消費税を上げると。

中野―安倍は9条で求心力を持とうとしている。手負いの猛獣となっている。

「国民投票」については以下の発言がありました。

長谷部―発議は各項目ごとに発議することになっている。政治家は思い付きで憲法をいじることはやめよ。

辻元―国民投票は議員立法。安倍政権で強行採決された。項目ごとの発議だから丸ごと変えることはできない。自民も公明も現在は「押しつけ憲法論」は取らないと言明している。「加憲阻止」の運動は①自分の地元で運動をやる。やらないと勝てない。勇気が必要だが。②保守層に切り込む。③野党批判のエネルギーを自民、公明、維新に向ける。

武村-アベを強調する。アベ改憲反対、アベ加憲反対、と。

「民進党の動き」については会場からこんな発言もありました。

蓮舫代表が、稲田とW辞任してしまった。9月初めに代表選がある。市民連合と野党4党で政策合意をしている。代表選でそれが論議されていくのか、新しい代表がそれを継承するのかどうか流動的である。

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