【連帯・社会像】

岡本敏則:憲法9条改悪の国会発議をさせないのが大事

12月16日、東京お茶の水で、憲法改悪・市民運動全国交流集会実行委員会主催の集会、「憲法9条改悪の国会発議を止めよう」が開催されました。パネリストの発言を紹介します。

谷山博史さん(NGO非戦ネット/日本国際ボランティアセンター代表幹事)
カンボジア、アフガン、イラク、南スーダン等、自衛隊派遣先で、住民、避難民対象に医療活動等援助活動に従事。アフガンで我々のクリニックの近くに米軍のミサイルが撃ち込まれる。米軍は我々のものではないと強弁。UASと書かれた部品を示すと、訓練と言い逃れ。

イラクでは対テロ戦争の名の下に20万人以上が犠牲になっている。戦争地域では情報が隠され、印象操作され、本質が見逃されていく。現場にはジャーナリストやメディアは行かせない。戦後のねじれ、米軍に守られているというが、海外では米軍に加担している。

安全保障とは軍事だけではない。外交、国際協力がある。アフガンでは復讐の連鎖を断ち切らなければならない。今、内なる非戦を血肉する時期に来ている。途切らせてはいけない、次の世代に受け継がせる。

長尾詩子さん(安保関連法案に反対するママの会・弁護士)
ママの会は2015年7月に安保法案反対運動が国会内外で闘われている頃「誰の子供も殺させない」と発信し生まれました。9月には全国に55~65の会が誕生し、現在は160を超えている。緩やかなネットワークです。

3分の1は、原発事故の避難者や被害者の方、3分の1は子供にアレルギーがあるとか食の安全に関心を持っている方。国会前で声を上げている人たちがいたので参加することが出来た。国会に通うために定期を買ったママもいる。総選挙は、立憲民主党が出来て最悪の事態を免れた。選挙にかかわる事、手伝うことに抵抗がある人もいたが、立民はボランティアで成り立っている。選挙事務所で、選挙ビラにシールを張る仕事にかかわったママは「私たちシールズね」と。勇気を振り絞ってマイクを握り思いをしゃべったママもいる。

高良鉄美さん(琉球大学教授・憲法学)
今年2017年は憲法施行70周年ではないか。国を挙げて祝うべきではないのか。1972年復帰の年沖縄憲法普及協会が設立され「憲法手帳」を作った。沖縄に普及させるのではなく、ヤマトに憲法を普及しようと。アベの改憲は、行き当たりばったり焦っているから手を変え品を変えてくる。

改正とは憲法を充実させることで、制度を後退させてはならない。アベの改憲は、壊憲、変えてはいけないことを変える、別の憲法になる。国防軍と明記すれば、軍が憲法の中に組織化される。反基地闘争は憲法違反になる。米軍放送では、軍に入ると、大学、マスターにも入学できるとリクルートしている。沖縄では自衛隊への応募が少ない。食事で釣っているとか。

今年7月亡くなった大田正秀元沖縄県知事は「ベルリンの壁を崩したのは壁の向こう側に同じ考えの人達がいたからだ」と言っていた。フェンスの向こうに友人を作り、一緒に戦う。オール沖縄の原点は2013年1月に安倍首相あての建白書です。沖縄全ての首長が署名。①オスプレイ配備反対②辺野古新基地建設反対③普天間基地の即時閉鎖、の3点です。

建白書実現のため、賛同する候補者を支持する。沖縄の民主主義は選挙(間接民主主義)ではありません。直接民主主義です。集会があればバッと集まります。いいですか、我々国民は主権者ですよ、主権者70年ですよ。政府がおかしいと思ったらそれを正していくのが主権者の役割です。

最後に、「国民投票」は色々欠点がある、それに頼る人たちがいますが、「国会発議」をさせないことが重要。3000万人署名を重要な戦いの柱とすることを確認して閉会しました。

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