【連帯・社会像】

守屋真実:非戦の誓い「憲法9条」の尊さを伝える路上1人芝居

 2018年2月19日、いつもの国会前行動に参加するため首相官邸前を歩いていたら、通りの向こう側から朗々たる声が聞こえてきました。なんだろうと思って行ってみると、一人の男性がアレン・ネルソンの「九条への生還」を演じていたのです。長身に深い声の迫力ある演技にとても感動しました。なんといっても、あの場所で1人芝居をする勇気がすごい!

  演技が終わったあと、少しお話をうかがったら、右田隆さんという俳優で、気さくな方でした。お母さんが広島の被爆者で、私と同じ被爆二世だということにもシンパシーを感じました。

  帰宅後ネットで見たら、広島の原爆ドーム前やニューヨークのバッテリー公園などでも「憲法九条への生還」の路上一人芝居を実践しているということでした。

  その後、3月11日の東電本店前抗議行動でもお会いし、今週(3月第3週)はずっと官邸前で森友・加計疑惑告発プロジェクトの活動をしておられ、大変行動力のある方です。

  私は、自宅の地域で演じていただく機会を作りたいと考えているのですが、みなささんも、是非お仲間に紹介し広めてください。一見の価値ある芝居です。

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ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員の故アレン・ネルソンは除隊後日本に来て「憲法9条」に出会う。そして、今こそこの世界に必要なのは非戦の誓いである「9条」なのだと知り、「9条」こそが世界の戦争や紛争をなくすことができると・・・。
右田隆は俳優座養成所で演技の基礎を学ぶ。現在「扉座」に参加しながら、下北沢の劇場で脚本・演出などを行なう。

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