【連帯・社会像】

平田利恵:衆院選の結果に思うこと

 予想はしていたが、ここまで露骨な自民党圧勝の結果には驚きました。民主党に風が吹いた3年前、民主党と名乗るだけで当選(言い過ぎかもしれません)したように、今回は自民党だ。民主党を新興勢力とすれば、自民党には良いも悪いも伝統と地方の組織がしっかりしている。官僚を取り除くようなことはやらない。しかし、任せておけば万事うまくいく、というわけでは決してない。

 原発〈の危険性〉に加え、再処理施設にたまった使用済み核燃料のなかの膨大なウラン含有量。これだけで原爆を何百万発も作れるという話だ。いったいどう処理するつもりだ。ゴミとして埋めるのか?埋めさせてくれる場所などない。産業経済、自治体、国際関係も揺るがす大問題を、どう対処するのか?  自民党にできるのか? 託せるのか? 選んだ有権者の責任は重いと思う。(主婦)

平田利恵:衆院選の結果に思うこと” への2件のコメント

  1. 自公の圧勝、実は「自公ノー」をつきつけられた前回衆院選よりも両党とも得票を減らしていた……が、民主の自滅・激減と多党乱立、投票率の大幅減による相対的、しかも小選挙区制という悪しき
    選挙制度に助けられての「民意に反する」幻の「圧勝」であることが明らかになってきました。問題は民意に反する諸政策、とりわけ
    9条を含む改憲勢力の96条改正(賛成過半数で改憲可能に)を突破口とする明文改憲の策動をどう阻止するか。市民国民のがわからの
    スピーディーな反撃、ひとことでいえば、護憲勢力の総結集をはかる強烈アピールを今こそ発する時だと思います。政党も団体もグループも個人もみんなで声をあげ、大同団結の道をさぐりましょう。
    言葉は新旧都知事のそれと同じですが、めざす方向はちがいます。私のもとにはそうした緊急プランがメールで届いているので、ご紹介を急ぎます(私事ながら姉の病状の急変でこれから見舞いに
    急行せねばなりません)

  2. 「護憲連合」を待望する:バルジャンオジマ
     有権者の責任が重い、のはその通りですが、自公の圧勝、実は国民から「自公ノー」を突き付けられた前回衆院選の得票よりも自公とも票を減らしているにもかかわらず民主の自滅、多党乱立、投票率大幅減、そしてなによりも小選挙区制という1区1人のみ・大量死票を生む悪しき制度のなかで相対的に作られた「民意を反映しない虚構の圧勝」であることが明らかになってきました。とはいえ安倍・石破右派主導の自民、9条を目のかたきにする維新、「憲法改正の考え方」をもつ「みんな」はじめ改憲勢力が多数を占め、憲法96条による3分の2改正を過半数に引き下げようとする「改憲連合」ができつつあるのに対抗する「護憲連合」こそ急がれなければなりません。9条守れ、護憲を掲げる政党がなぜ協力しないのか。参院選も迫っているのに、そうした明確な動きが見られないのは残念、広範な市民、団体、個人と護憲政党が団結して立ち上がる時ではないでしょうか。志ある人々が緊急アピールを発して、護憲連合
    (共同でもいい)候補をたてて参院選をたたかえば、「もう二度と戦争をしない」、憲法に根さす命と暮らしを守る、希望ある日本をつくる道はひらけてくると思います。

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