政府は一昨日、沖縄県に辺野古沖の埋め立て申請をした。こっそり関係書類を北部土木事務所に置いていったやり方にたいして、「だまし討ちだ」という批判が高まっている。私も、まるでかつての日本の「真珠湾攻撃」と同じじゃないかと思う。卑劣な政府を、「姑息野郎!」と一喝したい。
沖縄県民にもあえて物申したい。日頃、被害者ぶってヤマトはヤマトに帰れと言っている割にはいざとなると集まらない。国政の場や行政の場に基地誘致派を送り込んでいるのは県民なのだ。
一昨日、昨日と北部土木事務所に集結したのは5~6人なのだ。時期的に言ってもたとえがせネタかもしれないと思っても集結し警戒しなければならないのに実に情けない。基地は負の遺産です。そのような負の遺産を子子孫孫に受け継がせることに誇りをもてますか。今、日本そのものが憲法9条を改正し戦争のできる国へと過去に向け逆走し始めています。
よって基地は沖縄だけの問題ではありませんが高尚な理屈や反戦・反基地を唱えるなら県民よ、現場で体を張るくらいの意気込みを見せて欲しい。日々の生活もあるかもしれませんが優先すべきはなんなのか、よく考えて欲しい。
更に県外の皆様にも申し上げますが、憲法9条がなくなりますと鉄砲をもって人を殺して来いと我が子や子子孫孫を送り出すことに成りかねません。誇りをもって戦場に送り出せますか? 戦争体験者として申し上げますが、人を殺すのも殺されるのも、真っ平ゴメンです。改憲派に投票する事はそういうことなのです。
経済的にもグローバルなご時世に日本・中国・韓国等々、相互依存していますので、戦争を仕掛けることがどれ程マイナスになるかは日本以外の国では理解しています。ですから尖閣や竹島での事は単なるパフォーマンスでしかないのです。
何故か日本だけが尖閣・竹島危機説を唱え沖縄を軍事要塞の地として着々と進めています。国は国民の生活保護費や教育予算等々を削減するのに、軍事費だけが増えています。一機100億円もするオスプレイを米国から半強制的に買わされそうです。アメリカにNOと言えない日本国は渋々(ひょっとして喜んで)ながらも購入する事になるでしょう。
改憲案の中には、基本的人権の抹消も含まれているとのこと。そうなれば国民は国家に対し理不尽と思うことでも異論を唱えられなくなります。今なら”NO”と言えます。どうぞ皆様声を大にして憲法改正まかりならぬと物申しましょう。(那覇市在住)