南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報隠蔽問題で、稲田防衛大臣は自分の責任を認めることなく辞任した。しかし、稲田大臣の責任問題は当然としても、安倍首相その人の問題、安倍政権の構造的な問題であることを見落としては、問題の矮小化になってしまうだろう。 続きを読む
月別アーカイブ: 2017年7月
【沖縄とともに】
中村久子:日米同盟の現実を見た
〈高江のオスプレイ・パッドにも辺野古新基地建設にも反対だ、とさまざまな形で「本土」から沖縄に駆けつける人たちが増えている。札幌市の旅行会社「旅システム」が6月18日~21日に実施した「辺野古支援2017 沖縄平和を考えるツアー」も、沖縄支援だ。参加した人の体験記を同社の「平和の旅レポート」から転載した。なお、タイトルは「連帯・共同21」がつけた。〉 続きを読む
【連帯・社会像】
岡本敏則:小田実没後10年シンポジウム
7月22日、東京千代田区で「小田実没後10年シンポジウム」が行われました。小田実の命日7月30日に合わせて毎年行われています。今回の主旨は、「憲法発布70年目の世直しー平和憲法が死に瀕している今、小田実が遺したものをどう受けとめるか」。 続きを読む
【連帯・社会像】
岡本敏則:安倍政権を退陣に
7月19日夜、国会前行動が行われました。福島瑞穂議員のスピーチにあるように19日は「月命日」(2015年9月19日「戦争法」が強行採決された日)です。「加計学園問題」の集中審議が休会中の国会で、24,25日アベ首相も出席する予算員会で行われます。アベは秋の臨時国会で「改憲案」(自衛隊を明記)の提出を目論んででいます。「共謀罪法」のように短時間で審議を打ち切り、来年秋にも「国民投票」にかけることが予想されます。市民、野党共闘でアベ政権を退陣に持ち込みましょう。 続きを読む
【福島・沖縄からの通信】
長堂登志子:米兵が上からにやにや 悔しい
昨日(18日)もシュワブのゲート前の座り込みに参加しました。機動隊の荒っぽいごぼう抜きにあい悔しい思いと悲しい思いです。米兵が上からにやにやして日本人同士のぶつかりを見ていました。悔しい限りです。 続きを読む
【連帯・社会像】
藤田観龍:九州北部豪雨被害の地 福岡県朝倉市杷木、大分県日田市、東峰村を歩く
私は、福岡県田主丸町(現久留米市)生まれです。昭和28年(1953年)の西日本大水害(豪雨1千㍉)を経験し筑後川の堤防が幾カ所も破堤し、洪水で茅葺の家が田んぼに浮いて流れる光景が子どもの記憶で焼きついています。私が生まれ育った町は、今回、被害の大きかった朝倉市とは筑後川をはさんで隣り合わせです。どうしても現場に行きたかった、カメラに収めたかったのです。 続きを読む
【経済教室】
工藤昌宏:景気という言葉が意味するもの
先日、内閣府は2012年12月の安倍内閣の発足以降今日まで日本経済は景気拡大を続けており、その拡大期間はついにバブル経済(1986年12月~91年2月)を越え、小泉内閣時代の景気拡大期間(2002年2月~08年2月)、いざなぎ景気(1965年11月~70年7月)に次いで戦後3番目の長さに達し、しかもいざなぎ景気越えも近いと報じた。安倍内閣は、これはアベノミクスの成果だと自らの政策を誇り、黒田日銀総裁もそれまで政策効果が見られなかった原因を予測できない海外事情のせいにしていた態度を翻し、長期拡大は金融政策が間違っていなかった証拠だと言い張っている。 続きを読む
【連帯・社会像】
岡本敏則:7.9安倍政権退陣を求める緊急デモ
7月9日夕方新宿で「安倍政権の退陣を求める緊急デモ」が行われました。緊急の呼びかけにも関わらず8000人の市民が参加。この日は、北海道、名古屋、京都、大阪、福岡でも同時に行われました。「アベハヤメロ」「アベハヤメロ」のコール、沿道からも熱い連帯の手振り、拍手を受けました。新宿駅ホームで、バッグにいつもつけている「アベ政治を許さない」のタグを見てか「デモにいらっしゃったのですか、ゴクロウサマデス」の声もかけられました。 続きを読む
【連帯・社会像】
星英雄:都議選と主権者としての市民運動
東京都議会議員選挙で、安倍・自民党は歴史的惨敗を記録した。都議選は次の国政選挙の前触れともいわれるが、自民党内の政権たらいまわしに終わる可能性も高い。国政変革への道を切り開くのは主権者としての自覚的な粘り強い市民運動だ。 続きを読む