大泉英次:『21世紀の資本論』とアベノミクス

 フランス人経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本論』(英語版は2014年刊)がいまアメリカやイギリスの経済論壇・ジャーナリズムを席巻しているという。わが国の週刊東洋経済や週刊エコノミストもこのピケティ著書をめぐる特集を組んだ。 続きを読む

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藤原一也:今、主権者として声をあげるとき!

本日は8月15日の終戦記念日です。安倍内閣による集団的自衛権の閣議決定(2014.7.1)から一カ月半となりました。私は主権者を無視したこの閣議決定を何としても撤回させようと思います。終戦記念日の今日この思いはさらに強まっています。 続きを読む

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星英雄:靖国神社、集団的自衛権、沖縄

 69回目の終戦の日の8月15日、靖国神社を訪れた。午前10時を過ぎたころ、すでに神社の敷地内は人であふれていた。10:30から、敷地内に設営されたテントのなかで、安倍晋三首相の靖国参拝の継続を求める集会がはじまった。ほどなくして、昭和天皇の玉音放送(録音)が流された。 続きを読む

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大沼博良:学校はブラック企業以上にブラック 出勤午前6時帰宅午前3時残業代なし

 安倍内閣は「新しい労働時間制度」の導入を決めた。これはかつて「ホワイトカラー・エグゼンプション」として提案されたが実現しなかったものです。これまで勤務時間は、労働基準法にもとづいてしっかりと決められていて、労働時間の上限は週40時間とされてきた。決められた労働時間を超えた時間は残業時間として手当を出しているのが普通である。しかし、「新しい労働時間制度」ではその枠を取り外すというのだ。 続きを読む

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星英雄:辺野古に基地はいらない

「辺野古に基地はいらない。」「戦争や軍事力にたよらない平和を!」「いまこそ、米海兵隊は撤退を!」  こんな大見出しの意見広告が、賛同する5115の個人・団体名とともに、6月8日付け琉球新報、沖縄タイムス、毎日新聞、東京新聞の朝刊に掲載された。私も賛同者の1人として名を連ねた。 続きを読む

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星英雄:いまなぜ「グレーゾーン事態」か

 安倍晋三首相は、憲法が禁じている集団的自衛権の行使をめざして動き始めた。国民の意思に従うのではなく、勝手に憲法解釈を変更する構えだ。「海外での戦争に参加できる道を開く安全保障政策の大転換だ」(朝日新聞)との批判は当然だ。同時に、「グレーゾーン事態」についての法整備も大きな問題をはらんでいる。いまなぜ、「グレーゾーン事態」なのか。 続きを読む

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星英雄:安倍政権「戦後レジームからの脱却」のパラドックス

 安倍晋三首相とオバマ米大統領による日米首脳会談は、「(日米安全保障条約は)尖閣諸島を含め日本の施政下にあるすべての領域に及ぶ」とする共同声明を25日に発表して終わった。私が注目したのは、尖閣問題と歴史認識問題、日米のそれぞれの政権が相手に抱いている不信の行方である。 続きを読む

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大沼博良:教育現場から~安倍流「教育改革」「教育再生」でどうなる学校と子どもたち

 3月29日、日比谷野外音楽堂で全国の教職員が集まり、安倍「教育再生」ストップを掲げて集会を開いた。北は北海道から南は沖縄まで約3000名が全国から集まってきた。韓国にある教職員の組合から、韓国においても同じような攻撃がされているとの連帯メッセージが届いていた。マレーシアの教職員組合からも連帯のメッセージが届き、日本だけでなく他国の教育現場の人たちも安倍流「教育改革」「教育再生」を注視しているようだ。 続きを読む

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星英雄:脱原発と米軍基地問題について思う

 2月の東京都知事選をめぐる議論がつづいている。最大の問題は、脱原発運動にかかわってきた人々が宇都宮陣営と細川陣営に分かれてしまった脱原発運動の今後だ。25日には東京・千代田区で「東京都知事選挙の総括と今後の方向」というテーマの下、宇都宮氏を応援した海渡雄一弁護士と細川氏を応援した河合弘之弁護士による講演と討論の集いがあった。 続きを読む

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藤原一也:第52回全国消費者大会に参加して

 第52回全国消費者大会が2014年3月14日~15日と東京(四ツ谷・主婦会館プラザエフ)にて開催されました。大会の標題は「活かそう消費者の権利を!行動しよう安心できる社会をつくるために!~3月15日は世界消費者権利の日~」。私はこの全国消費者大会に第48回から第50回まで裏方(全国消団連事務局)として係りましたが、一昨年3月に仕事を離れて年金生活者の身となり、今回は一消費者市民として参加しました。 続きを読む

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