沖縄県民は新しい沖縄県知事に「あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地を造らせない」と公約した翁長雄志・前那覇市長を選んだ。辺野古に新基地建設構想が浮上して以来5回目の知事選で、はじめて新基地建設推進を明確に打ち出した候補と新基地建設反対の候補が争った。それだけに、きっぱり反対を打ち出した翁長氏が圧勝したことの意味は重い。県民の総意はこれ以外にない。安倍政権は選挙結果を受け入れ、県民の意志を尊重して、新基地建設を断念するべきだ。 続きを読む
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星英雄:基地問題と構造的差別 沖縄県知事選に思う
今朝の朝日新聞によると、16日投票の沖縄県知事選で基地問題を重視する県民が増えているという。沖縄タイムス、琉球朝日放送、朝日新聞との合同世論調査の結果だ。「何を一番重視して投票する人を選ぶか」との質問に、45%が「基地問題」と回答した。「経済の活性化」は38%だった。これまでの知事選と比べると、より鮮明になる。「基地問題」を重視する県民は2006年知事選の時は26%、2010年は36%、今回2014年は45%と増え続け、経済の活性化を重視する人は同じく52%、49%,38%と減少傾向が顕著だ。 続きを読む
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星英雄:沖縄の誇りと尊厳をかけた闘い 県知事選がはじまった
沖縄県知事選がきょう30日、告示された。名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する沖縄の意志を安倍政権と日本全国に示す選挙だ。沖縄の人々の誇りと尊厳をかけた、負けるわけにはいかない闘いだ。 続きを読む
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星英雄:沖縄を「捨て石」にする安倍政権 「抑止力」論と新基地建設の本音
安倍政権はなぜ辺野古に海兵隊の新基地建設を強行するのか。安倍首相らは「米軍の抑止力の維持」を強調するが、本音はアメリカに見捨てられる不安と恐れなのだ。 続きを読む
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星英雄:三浦綾子が遺したメッセージ
母の97歳の祝いで旭川に行った折、三浦綾子記念文学館を訪れた。記念文学館は『氷点』の舞台となった見本林の一角にある。三浦綾子の作品と生き様が詰まっている館内は、私にとっては心地よい空間だ。これが3度目の訪問だ。 続きを読む
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卯城公啓:1つの地球、多様な世界
ピースボートの地球一周第83回クルーズは、2014年3月13日に横浜を出港し、6月24日に横浜に帰る104日間の旅でした。宇宙の中ではちっぽけな星にすぎないけれど、一人の人間にとっては一生かかっても全てを見知るすべのない地球。ひと回りする船旅は、この惑星の広大さを体感するとともに、訪れる土地・国々、出会う人々を通じて、世界の多様さを知る機会でもありました。 続きを読む
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吉田万三:介護専門学校の現場から
本年4月から私は「千住介護福祉専門学校」の校長に就任した。2025年には日本は高齢化のピークを迎えるといわれており、政府の発表でも介護職員を今よりも100万人増やす必要があるとのことである。本校が養成校になっている国家資格の「介護福祉士」を中心として介護職員の養成は喫緊の課題である。 続きを読む
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星英雄:形式・手続きこそ自由の母、手続き・形式抜きの実質論こそ専制政治の父親だ
臨時国会がはじまった29日午後、安倍晋三首相は衆参両院で所信表明演説をしたが、集団的自衛権行使容認の閣議決定に触れることはなかった。夕刻、大森政輔元内閣法制局長官や長谷部恭男早稲田大学教授らでつくる「国民安保法制懇」は、「集団的自衛権行使を容認する閣議決定の撤回を求める」意見書を政府に提出した。 続きを読む
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星英雄:危険と不平等の米軍基地を誰が望むか
沖縄では、辺野古新基地建設阻止に向けて、名護市民、沖縄県民の反対運動が広がっている。20日には、名護市辺野古の県民集会に約5500人が参加し、政府に強く抗議した。新基地建設で、今以上に米軍機に脅かされる日々を過ごすのは、ごめんだ。 続きを読む
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神田健策:秘密保護法と「宮澤・レーン事件」
昨年12月6日、特定秘密保護法が短期間で成立した。しかし、同法に対する懸念は強く法案審議の終盤には大きな反対運動のうねりがまきおこった。同法成立後、100を超える地方議会において廃棄を求める意見書が可決されている。廃棄に向けての運動はこれからだ。 続きを読む